使用実例作品紹介

AIJP楮(薄口)を使った写真作品

AIJP楮(薄口)を使った写真作品

HAN KYOUNGHO(ハン・キョンホ)さんの作品にAIJP(アワガミインクジェットペーパー)楮(薄口)をお使いいただきました。

作品は、2020年7月に北の住まい設計社 K's Gallery (北海道上川郡)にて開催された、HAN KYOUNGHO EXHIBITION「白のための白」で展示されました。

 

「ふわふわの雪で、景色がやわらかい白になる。北海道の白は絵画的だ。

建築は硬質的な存在だが、目に映る人々の暮らしは、いつも可愛らしく、あたたかく、やわらかい。
私にはそれが「白」の本質と重なって見える。

このやわらかな白を表現するため、角度を変えて撮影した写真を重ねることで建物のエッジを和らげ、
メディアには木材と和紙を利用した。

木材は家具製作の際に出る端材を使い、木の生き様を最後まで感じられるようにあえて木目や家具加工
の跡を残した。下地の和紙を重ねて色を整え、写真プリントには日本の代表的和紙である阿波和紙を
使用した。選んだ紙は質感が北海道の白に最も近い楮(薄口)である。

接着にも天然素材を使用し、木から生まれた和紙を木に戻すような試みとなった。ぜひ手にとって、
このあたたかくやわらかな「白」を感じて欲しい。」

 

 

 

 

 

制作者
ハン・キョンホ
使用した用紙
AIJP楮(薄口)
技法
インクジェット印刷