使用実例作品紹介

「藍染和紙 ”手漉き和紙 ぼかし文様”の光壁 at 日亜化学工業株式会社 横浜技術センター」

「藍染和紙 ”手漉き和紙 ぼかし文様”の光壁 at 日亜化学工業株式会社 横浜技術センター」
日亜化学工業株式会社の横浜の技術センター1号館に設置する光壁に、藍染和紙をお使い頂いた事例をご紹介します。

 

仕上がりサイズはw3000×h1500 mm 。

ベースとなる手漉き和紙は、イメージに合わせてオリジナルで製作いたしました。

横浜という立地にちなみ、手漉き和紙に水流で海の波の動きを表現し、藍色のグラデーションを施しぼかし文様を染め付けています。

光壁の照明は調光システムが組まれており、白色から暖色までの光の変化と共に、光を通すことで刻々と変化する和紙の表情の移ろいも感じでいただける設定となっています。

 

製造の様子を少しご覧頂きます。

紙漉きは、この大きさになると職人4人で行います。

桶で溶いた原料を一気に流し込みます。

 

ベースが漉き上がった後、水流を生かして地模様を表現していきます。

こちらは伝統工芸士である藤森洋一が担当しました。

 

アワガミファクトリーでは、2.4×3.5mのサイズで1枚ものの手漉き和紙の抄造が可能です。

 

紙が漉き上がりましたら、次に藍染めの染色工程に移ります。

こちらは染め師の藤森美恵子(伝統工芸士)が主に担当します。 

 

 

 

紙が大きいだけに試行錯誤を繰り返し、技法自体を従来から飛躍し、新しい藍染め和紙の意匠を生み出しました。

 

  

 

 

 横浜技術センターに設営された状況がこちらです。

光壁の照明は調光システムが組まれており、白色から暖色までの光の変化と共に、光を通すことで刻々と変化する和紙の表情の移ろいも感じていただける設定となっています。

 

 

 
和紙と光壁はとても相性が良く、本件ではアワガミファクトリーの技術を凝縮した特注和紙に日亜化学工業株式会社のLED技術が組み合わされたことで、とても見応えのあるインテリア実例となりました。
  
  

 

調光が起動している様子はこちらからご覧下さい。
制作者
藍染め:藤森美恵子(伝統工芸士)
作品名
藍染和紙 手漉き和紙 ぼかし文様
使用した用紙
特注手漉き和紙
技法
手漉き和紙へ藍染め