使用実例作品紹介

民芸紙、典具帳紙を使った「あかり」のインスタレーション

民芸紙、典具帳紙を使った「あかり」のインスタレーション

早渕太亮さんによる、民芸紙 白典具帳紙を使ったインスタレーション作品をご紹介します。

 あかり

 

2016年に徳島市で開催された「徳島LEDアートフェスティバル」に出品された作品「街の灯り」です。

 

木枠で組まれたビルや家々が連なる街並みに和紙が貼られ、LEDの光に照らされています。

街並みの中には人影が浮き上がり、どこか温かい雰囲気。

 

あかり

 

写真真ん中あたりの、手前に出てきている三角屋根が典具帳紙、その横の四角い建物が民芸紙 白です。

典具帖の方が薄いので、民芸紙よりもより光を透かしています。

 

接着剤はボンドや糊を使用。特に典具帖は紙が薄いので、きちんと貼るのに苦労したとのこと。

それでも繊細な和紙の風合いを出すために、この紙を選んでくださったようです。

 

あかり 

全体像。背後と側面の鏡に、周囲の街の灯りも写り込みます。

横から覗き込むと、鏡に映って延々と街並みが続いているように見えます。

 

あかり

 

野外展示の作品だったので、防水スプレーをかけて湿気の対策はされたそうです。

(それでも水がまともにかかるとダメージを受けるので、雨が降れば屋根を設置する予定だったそう。)

 

あかり

制作者
早渕 太亮
作品名
街の灯り
使用した用紙
民芸紙 白、No.1 楮 典具帖紙
技法
インスタレーション