使用実例作品紹介

AIJPを使ったコラージュ作品

AIJPを使ったコラージュ作品

川上一彦さんによる、AIJP(アワガミインクジェットペーパー)をお使いいただいたコラージュ作品をご紹介します。

 

AIJP楮(厚口)生成いんべ(厚口)白などをお使いいただいています。

 

掛け軸作品

 

川上さんの作品は、第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」に入選され、川崎市岡本太郎美術館で展示されています。

 

掛け軸作品

 

大正、昭和初期の印刷物を使用したコラージュ作品で、掛け軸で再構築し、さらにインスタレーションに構成されたとのこと。
混沌と迫力、強烈なエネルギーを感じます。

 

掛け軸作品

 

プリントはご自身で行い、インクはフォトブラックをお使いいただいたとのこと。  

和紙はマット系用紙のため、マットブラックインクを推奨しておりますが、お好みでフォトブラックをお使いになる方もいらっしゃいます。

川上さんも、フォトブラックを使った時の方が、グラデーションの階調の出方がお好みとのことでした。

 

TARO賞会場

 

作品について詳細をお送りいただいたので、ご紹介します。 

 

大正、昭和初期の印刷物を使用したコラージュ作品です。掛け軸で再構築をして、更にインスタレーションに構成しました。戦争や災害の写真が多いですが、激動の中で人々は懸命に生き抜いたと感じます。むしろ躍動感さえ感じます。自身がそのカオスな状況の中に入りこみ、さらにカオスに加速させてみました。物事の分別など関係なく自由に発想を転換させてみます。すると既成概念が吹っ飛び作品が向かってくる感覚が訪れます。

この作品には無限のストーリーが広がっている事に気づいて貰えたと思います。そのストーリーは自身の時間や気持ちの変化によって常に変化し続ける事と思います。理屈などかなぐり捨ててどうか作品と対峙して、何かを感じて貰えてば幸いです。

 

川上さん、入選おめでとうございます。

アワガミファクトリーの和紙をお使いいただき、ありがとうございました。

 


「第26回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
会期 2023年2月18日(土)~2023年4月16日(日)
会場 川崎市岡本太郎美術館

https://www.taromuseum.jp/

制作者
川上一彦
作品名
ちゃいおすてぃっくじぇーぴーぴー Chaiosuteikkjiepi-pi-
技法
インクジェット印刷、コラージュ