使用実例作品紹介

特注和紙を使ったファッションショーの会場装飾、服飾小物

特注和紙を使ったファッションショーの会場装飾、服飾小物

ISSEY MIYAKEの2024年春夏コレクション「Grasping the Formless —見えない形が見えるまで— 」発表会場にて、アワガミファクトリーの特注和紙を、会場装飾及び服飾小物にお使いいただきました。

 

ISSEY MIYAKE 2024年春夏コレクション

 

場全体に漂うインスタレーションは、機械抄きで、少量の土を混ぜて抄紙した和紙です。

プリーツ加工が施されています。

 

ISSEY MIYAKE2024年春夏コレクション

 

 

ISSEY MIYAKE 2024年春夏コレクション

 

 

ISSEY MIYAKE 2024年春夏コレクション

 

インスタレーションのデザインは、美術家の田中義久さんによるものです。
田中さんとは、竹尾ペーパーショウやT-HOUSE New Balanceなどで度々お仕事させていただいており、
今回もご一緒できて大変嬉しく思っております。

 

 

Grasping the Formless
—見えない形が見えるまで—

 

空にはためく旗に
形はあるだろうか。

 

そよ吹く風
流れる水
煌めく光
揺らめく炎

 

すべての自然と同じく
人の身体もまた一瞬ごとに変化し続け、留まることがない。
その心とともに。

 

それらが発する声に耳を澄ませたとき
定形がなく曖昧な、見えない形が立ち現れる。
動き続ける人間と呼応し、共鳴する形が。
それはいつも鮮やかで、いつも美しいだろう。

 

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インスタレーションについて
今回、2024 年春夏コレクションのテーマを表現する一環として、美術家 田中義久と共同企画してこのインスタレーションを制作しました。
このインスタレーションを構成する紙の造形は、少量の土を混ぜて漉きあげたオリジナルの和紙にひだを入れてできたもので、コレクションとの親和性を図るとともに、服づくりと異なる側面からテーマを取り上げます。
この和紙は変化し続ける「膜」のようなものとして、自ら動くことなく、取り巻く環境に微妙に反応することで形が変わっていきます。
まるで人間の動きとそれに伴う空気の流れ、音の波動、そして湿度の変化と感情の起伏までに呼応するように、一枚の布と着る人との関係性を示唆しています。
デザイナー 近藤悟史

 

 

 

また、帽子に手漉き和紙をお使いいただきました。白と黒の2色です。

 

ISSEY MIYAKE

 

 

ISSEY MIYAKE

 

 

ISSEY MIYAKE

 

 

ショーの様子は、こちらのページからご覧いただけます。

 

© 2023 ISSEY MIYAKE INC.
Runway looks: Frédérique Dumoulin-Bonnet
Details / Show images: Olivier Baco

 

特注和紙の製造をご検討の際は、こちらよりお問い合わせください。

 

制作者
ISSEY MIYAKE、田中義久
使用した用紙
特注機械抄き和紙、特注手漉き和紙
技法
インスタレーション、服飾小物