使用実例作品紹介

竹和紙250gと170gを使った切り絵

竹和紙250gと170gを使った切り絵

Patrick Gannon(パトリック・ギャノン)さんの切り絵をご紹介します。

竹和紙 水彩画用 250g と 竹和紙 版画用 170g を使っていただいております。

 

 

Embraced In Lunar Love

 

 

 

 

 

Embraced in Lunar Love

 Embraced in Lunar Love

 

 

 

Patrickさんの作品の素材は全て日本各地で生産されている和紙だそうです。
「全て和紙の色や質感、千代紙の色や模様が私の作品の基本です。油絵や水彩のような絵具や塗料、パステルは一切使用していません。和紙そのものの美しさや存在感を全て全面に引き出して表現することが私の作品の基本です。」

 

 

In Those Eyes Burnt the Fire

 

 

 

 

 

In Those Eyes Burnt the Fire

 In Those Eyes Burnt the Fire

 

 

 

「竹和紙 170g は切り心地がとてもいいです。機械製造の紙もたくさん使用しましたが、竹和紙ほどパリッとスパっと切れる紙はありません。
竹和紙のおかげで、とても精緻でシャープな切り口を表現できます。私の作品の白色部分はほぼ竹和紙をそのまま使用しています。」(竹和紙 250g/m2(水彩画用)、 竹和紙 170g(版画用))
 
「竹和紙 250g/m2の場合は、よく作品の基礎土台に活用して強度を確保しつつ、厚みや深み、影を表現しています。 最近は、これまで以上に作品を厚くしようと試みているので、大活躍している和紙です。」とのこと。
 
「竹和紙250g 水彩画用」は、大きなスペースや、シンプルな形状の切り絵に。
「竹和紙170g 版画用」は、小さいサイズの作品や、より繊細で細かくカットする切り紙に。
パトリックさんに、紙の種類を使い分けをして使うというコツを教えていただきました。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Your Words Resound Undimmed

 

 

 

 

Your Words Resound Undimmed

Your Words Resound Undimmed

 

 

 

 

パトリックさんの作品には、カラフルな染め和紙もたくさん使われておりますが、

「多くの染色和紙は、紙が薄く、布生地のような質感なので、そのままではカットが難しいので、竹和紙を支持紙として重ねて接着してカットします。そうすることで、他の染色和紙でも同じようなシャープな切り口を実現しつつ、同時にこれらの色味や模様を活用できるようになります。」とのこと。
 
これからもPatrickさんの作品づくりのお役に立てればと思います。
貴重なお写真、ご意見いただきありがとうございます。

 

 

 

The Way Embraces Grace

 

 

制作者
Patrick Gannon(パトリック・ギャノン)
作品名
Embraced In Lunar Love
技法
切り絵 paper cut