使用実例作品紹介

藍染和紙に「桜名所」を描写した作品

藍染和紙に「桜名所」を描写した作品

アワガミファクトリースタッフの 山浦のどか の新作をご紹介します。

 

 

 

“世界一美しい日本の桜名所案内”

実際に「今」そこへ行くことができる、新しいマップ型のアート作品。
広重や北斎は、当時の日本人が日常的に楽しめる桜の名所を浮世絵にしました。芸術家たちは今日に至るまで、桜の美しさからインスピレーションを得て表現し続けています。
そうした背景から、私は美しく咲き誇るような「NODOKA」という独自の模様を藍染の和紙へ描き「現代版の桜名所」を表現しました。

ここに描かれている景色は、実際に旅して観ることができます。日本の玄関口である羽田空港ならではの空間で、世界中の方に日本各地の桜名所を発信し、あなたの旅心にときめきをお届けします。

 

 

 

Yamaura Nodoka

 

Yamaura Nodoka

 

 

Yamaura Nodoka

 

Yamaura Nodoka

 

  

Yamaura Nodoka

 

Yamaura Nodoka

 

 

桜は、必ず空と共に鑑賞すると思います。
以前、空に見立てた藍染和紙の作品を制作したことがありました。空と藍に色彩の親和性を感じながら、今回の画材と描画法のコラボレーションにたどり着き…藍染と和紙、そして日本の感性を代表する桜の風景を描きたいと思いました。
こちらもまた、TOKYO CREATIVE SALONという東京都主催のイベントで、羽田空港第二ターミナルの南側通路で展示した作品です。
羽田空港で展示するという場所性を作品のコンセプトに盛り込めたら面白いなと思い、”この場から実際に見に行くことができる桜の名所”をテーマとしました。「羽田空港から飛行機や電車に乗っていくと、この風景と出会える」、そんな作品です。やはりこちらも、最近興味が深々の浮世絵から構図や表現手法からにインスパイアされ、様々な浮世絵要素を散りばめています。
 
 

 

 

Yamaura Nodoka

 

 

 

 

今回は自分にとっても縁ある場所の東京と徳島の桜を描きましたが、これからもこのシリーズは展開を続け、
日本中・海外にも咲いている桜を描いて、世界で一番美しい桜名所マップを作っていきたいです。
この作品を見て、たくさんの人に日本の桜や日本人特有の四季から機微を感じ取る感性や今を生きる喜びを共有していきたいです。

 

 

 

 

Yamaura Nodoka

 

“JOURNEY WITH NODOKA”

いつの日か、自分のデザインした美しい飛行機で、日本や世界中を旅してみたい。
I would love to travel all over Japan and the world with beautiful airplane by my design in someday.

 

 

 

素材: 手漉き和紙 楮・三椏 100%、有機藍顔料にて藍染め、色鉛筆での描画
協力:アワガミファクトリー 、阿波手漉和紙商工業協同組合

協賛:ANA ART TRANSIT

2024年3月。羽田空港第2ターミナルにて。

 

 

今回ご紹介しました 山浦のどかさんの個展が7月27日から始まります。

ぜひ、皆さまのご来場をお待ちしております。

 

Yamaura Nodoka

山浦のどか個展 「夜と、少しの朝の気配。」

会場:ART FOR THOUGHT    2024.07.27 sat. - 8.29 thu.

https://artforthought.jp/

 

 

 

制作者
山浦のどか
作品名
JAPANESE SAKURA TRIP
使用した用紙
藍染め和紙
技法
藍染め和紙にアクリル絵具、色鉛筆