使用実例作品紹介

藍染めや装飾紙を使った書の作品

藍染めや装飾紙を使った書の作品
書作家、吉村美瑤さん「書」の作品をご紹介します。


最初にご紹介するのは、2022年4月シンガポールのシンガポール国立博物館にて開催の日星文化交流国際展覧会「JAPAN-TIDE 日本の潮流」展に出展した2作品。

藍染め和紙グラデーションを使われた「海」という作品です。

「和紙に海と書いた作品に合うマット部を探していたところ、藍染和紙に出逢い、これしかないと思い、いくつかあった藍染和紙から一番染め色の白と藍のバランスや色の発色が美しいものを取り寄せ、表具師に表具して貰った」

という経緯がある作品です。


「アワガミファクトリー様の藍染め和紙雲流紙、麻の繊維の金和紙、たくさん使わせていただいています。海外のフランス、シンガポールに出展した、海、いろは歌、のマット部もアワガミファクトリー様の紙です。」




「いろは歌は春風に舞って」











去る2022年4月、シンガポール国立博物館で開催されました、日星文化交流国際展覧会、「JAPAN-TIDE」にて展示されました。
シンガポール国立博物館の外観、中もとても素敵でした。




作品に興味津々のシンガポールのお客様たち。




こちらは、シンガポール国立博物館で展示された際の展示イメージです。



「会場でも、こちらの雲流紙、金和紙、そして、【海】の藍染め和紙、本当に美しいと大好評です。 シンガポール国立博物館での出展のときに、表具師の方に、藍染め和紙と作品をお渡しし、表具をお願いする時に「藍染め和紙と作品がいちばんピッタリ調和する部分で表具お願いいたします。どの部分にされるかはお任せします。」と託したのを思い出します。
やりがいがありました、と表具師の方に言っていただけたことも嬉しかったです。

皆さん、藍染めのグラデーションが海が深くなっていく様子が文字と相まって表現されており、うっとりする美しさだと仰って下さり、しばし作品の前から動かず眺めて下さいます。 たくさんの方に作品を愛でていただいて本当に嬉しいです。ありがとうございます。 」




そして、これより、2025年1月開催の、吉村美瑤個展 -自然讃歌- で発表された作品です。


「月が綺麗ですね」



「クラムボン」    宮沢賢治著作「やまなし」より






「花はなハナ」




在原業平和歌 「世の中の...」




アワガミファクトリー様の和紙をマット部に使っていただきました。
マットの色や素材により、書のイメージもガラリと変わり、マット選びがとても重要であることがわかります。





こちらは、日本での個展の会場の展示風景です。
素敵な作品の数々にアワガミファクトリーの和紙をお使いいただきありがとうございました。

今後ともますますのご活躍をお祈りしております。



吉村美瑤|Miyou Yoshimura
Japanese calligrapher
Instagram : @shoatelierrinka
Facebook : 吉村美瑤

制作者
吉村 美瑤 Miyou Yoshimura
作品名
自然讃歌
使用した用紙
藍染め和紙雲流紙金和紙
技法