使用実例作品紹介

和紙の原料を使った造形作品「Paper Clouds: Materiality in Empty Space」

和紙の原料を使った造形作品「Paper Clouds: Materiality in Empty Space」

ロンドン・デザイン・ビエンナーレにて楮の原料から制作された作品が展示されました。
このプロジェクトでは東京大学総括プロジェクト機構 国際建築教育拠点総括寄付講座 SEKISUI HOUSE-KUMA LABさまより依頼を受け、楮の晒し原料をご使用くださいました。

 

 

 

 

 

このプロジェクトでは、会場建物にある歴史的な「Nelson Stair」の階段室を舞台に、和紙で制作した雲状の造形作品を浮遊させています。

 

 

加水を控えたドロっとした状態の楮を型枠に手で塗り付け、厚みを調整しながら制作されたそうです。

 

 

 

 

 

 

このドレスを実際にバイオリニストの方に着ていただき、演奏会も行われたそうです。

 

同日に開催されたバイオリン演奏者の衣装も同じ楮の原料で作られたそうです。

 

伝統的なイギリス建築の中に溶け込んだ、幻想的で美しい作品ですね。和紙の原料を使って紙だけでなくこのような造形物が制作できることから、いろいろな可能性を感じます。

 

制作風景がこちらよりご覧になれます。

制作者
SEKISUI HOUSE – KUMA LAB
作品名
「Paper Clouds: Materiality in Empty Space」
使用した用紙
楮 晒 ウェット原料