使用実例作品紹介

「白峰 生成 薄口」を使った浄瑠璃の床本

「白峰 生成 薄口」を使った浄瑠璃の床本
主に版画などに使われることの多い「白峰 生成 薄口」を人形浄瑠璃の床本としてご使用くださいました。

浄瑠璃の床本(ゆかほん)とは、

人形浄瑠璃(文楽)などで太夫(語り手)が舞台上で浄瑠璃を語る際に使う、手書きの台本です。義太夫節の詞章、語りの強弱や節回しを示す「朱(しゅ)」と呼ばれる記号、俳優の台詞や演技、三味線の譜(ふ)や演出に関する書き込みなど、舞台で語るために必要な情報が記されており、太夫にとって最も大切な「魂の道具」とも言えるものです。 

 

 

 

”床本は師匠からお借りしたものや、昔の人が書いたものを手に入れたりして、それをお手本にして自分で手書きで書いております。
書体は義太夫文字という書体です。

この紙は、比較的安価で、厚みや風合いがあり、にじみも少なく書きやすかったので気に入っています。淡路や徳島には浄瑠璃の愛好家が多いので浄瑠璃本用の紙として周りにも勧めたいなと思っています。”

というご感想をいただいております。
人形浄瑠璃の台本という大切な道具にご使用いただけて大変光栄です。
どうもありがとうございました。
制作者
奈木 香純
作品名
浄瑠璃の床本
使用した用紙
白峰 生成 薄口